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いたばし元気帳 2016年6月号(No.32) TOPIC

いこいの家 入浴事業存続求めた陳情が不採択にー日本共産党は採択主張

 これまで審議が継続されていた「いこいの家の入浴事業廃止の方針を見直すことを求める陳情は、自民・公明・市民クラブによって4月12日の健康福祉委員会で不採択されました。
 いこいの家は、老人福祉法に基づき、60歳以上を対象に、高齢者の健康増進と介護予防として、区内14ヶ所に設置されてきました。入浴設備や娯楽室があり多くの高齢者が利用して来ましたが、お風呂は、来年4月から全て廃止となります。
 区は、「本当に困る区民に対しては代替えの施策を行う」と答弁しました。
 しかし、銭湯のない舟渡地域では、敬老入浴券を北区の銭湯で使えるようにしたといっても、従来のいこいの家からは遠く、とても通えません。また、70歳以上を対象とする敬老入浴事業は、代替とはいえません。
 まだ改築5年ほどの清水いこいの家について、「他に利用できる道を検討する」と言います。小林おとみ区議は「利用実態をよく見て、ぜひ見直しを」と迫りました。
 委員会では、代替策について「今後の検討」という答弁が繰り返されました。代替策も確立されないまま、不採択を主張した議員は「区は廃止の方向は変わらない。新年度予算は執行している」と意見しました。かなざき文子区議は「高齢者福祉の観点から行われている事業であり、廃止ありきの姿勢は自治体として逆行している」と採択を求めました。

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写真:蓮根いこいの家