いたばし元気帳 2019年7月号 TOPIC
区民や地域の声を聞き、反映する区政への転換を
第2回定例区議会を終えて (幹事長談話)
改選後初となった第2回定例区議会について、幹事長の談話を発表します。
区議団は、新人2人を迎え、9名の議員団となりました。一般質問では、新人の石川すみえ議員と6期目の小林おとみ議員が選挙公約や地域・区民の方々から寄せられた声を基に質問に立ち、区政の課題や区長の政治姿勢について質しました。この中で、幼児教育・保育の無償化に合わせて国が実施を求めていた『各園で副食費を保護者から徴収する』ことについて、『保護者負担とせず、区の負担で賄う』との区長答弁を引き出しました。
陳情続々‼
今定例会には、消費税増税を前提とした補正予算や区立公園の管理運営について、指定管理者制度の導入を進める条例など、19件、及び陳情33件が提出されました。 また、企画総務委員会では、本庁舎周辺公共施設再整備方針(案)、文教児童委員会では公立保育所の再整備方針(素案)など、新たな公共施設整備の方針が報告されました。さらに、大山まちづくりなど、開発関係の陳情が区民の方々から多く出されています。共通しているのは、区民や地域の声を聞き、反映させる仕組みになっていないことです。公共施設整備でもまちづくりでも、誰のために行うのかを明確にすることで、方向性は変わるはずです。区民や地域のためというならば、区民参画で進めるべきであり、民間事業者の利益を前提とした方針は、撤回するよう求めました。
区民のための区政へ
今定例会では、改めて、公共施設の廃止・縮小、公務のアウトソーシング拡大、職員定数の削減という区の方針が具体的に示されました。区議団は、引き続き、区政の課題を洗い出し、区民参画を軽視する区政の転換を求め、取り組んでまいります。
写真:竹内 愛 幹事長