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いたばし元気帳 No.26 TOPIC

平和の尊さ・戦争の悲惨さを伝えたい
「原爆の被害を二度と繰り返さないために」

反核平和運動の原点

 1954年3月1日、アメリカは太平洋ビキニ環礁で水爆実験を行い、その「死の灰」を浴びた、乗組員全員が強い放射線障害に陥りました。中でも無線士の久保山愛吉さんは、半年間の闘病の末、亡くなっています。「原水爆の被爆者は私を最後にしてほしい」という久保山さんの遺言が日本と世界の反核平和運動の原点です。
 荒川なお区議は、昨年9月25日の本会議で「ビキニ水爆実験の惨禍を次世代に語り継ぐ取り組みを板橋区としておこなうこと」を求めました。そして、今年8月17日~25日に板橋区役所1階ロビーで「平和絵画・原爆展」が開催され、二十一回目にして初めて第五福竜丸の資料とパネルが展示されました。
 水爆実験の事故をきっかけに設立された日本母親大会連絡会の栗原春江さんは「福島原発事故など放射能の被害は、決して過去の問題ではありません。今後も子育て世代のみなさんが関心を持つ続けることが大切です。板橋区が今回、展示したことを嬉しく思います」と感想を寄せました。

へいわの池

  板橋区立平和公園の池は、長崎市の平和への願いが込められた平和の泉の水が注がれ「へいわ」の文字をかたどっています。また核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を願うシンボルとして、「平和の灯」モニュメントを設置しました。
 ここに灯されている火は、広島市平和記念公園内の「平和の灯」と長崎市平和公園内の「誓いの火」とを合わせたものです。