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いたばし元気帳 No.26 TOPIC

児童・生徒たちの学ぶ権利を求めてー日本語学級を視察

 日本共産党板橋区議団は7月15日及び24日、区立小中学校の日本語学級の現状について、視察しました。日本語学級は、小学校3校、中学校2校に設置され、日本語が習得できておらず、学習や学校生活に困難のある児童・生徒が、週に1回程度、最長で2年間、在籍校から通い学ぶクラスです。
 担当の教員は、特に外国語の専科ということではなく、通ってくる児童・生徒とコミュニケーションを図りながら、学習を進めています。基本的な日本語の習得ができていない子どもたちも少なくないため、2年間という限られた期間で終了することは難しい現状もあります。区の教育プランには明確な位置づけがなく、現場の教職員の努力に支えられています。
 小林おとみ区議は、視察をふまえて本会議で「学習環境の整備やことば支援員の増配置、教員の研修予算の確保、初期指導の充実や高校受験の改善など」を求めました。また「志村第二中学校では、日本語学級の教室の真下に給食室が増築され、増築部分の屋上に設置された室外機・換気扇の騒音に悩まされていること」を指摘。教育長は「現場を調査し、適切な対応をおこなっていく」と答弁しました。
 区議団は、一人ひとりの子どもたちの学びが保障されるよう、学習環境の改善に取り組んで参ります。