いたばし元気帳 No.30(2016年4月号) TOPIC
視覚障害者が安心して横断歩道を歩けるように
エスコートゾーンの設置を
警察庁は、平成19年に「エスコートゾーンの設置に関する指針の制定について」を通達しています。エスコートゾーンとは、視覚障害者が安全に横断歩道を歩けるように、歩行の手がかりとする突起物の列を設置するものです。
横断歩道も「歩道」と名前がついていますが、点字ブロックのようなものはあまりみかけません。このエスコートゾーンの設置指針では、(1)視覚障害者の利用頻度が高い駅、役所、視覚障害者団体などがある施設、特別支援学校、リハビリテーションセンター、病院、障害者スポーツセンターなどの社会福祉施設。(2)高齢者、障害者などの移動等の円滑化の促進に関する法律における重点整備地区内の主要な生活関連経路に係る横断歩道とされています。
板橋区が、エスコートゾーンの積極的な推進をすすめるため、視覚障害者などの要望なども聞き、優先的に設置必要な個所を選び、関係する警察署に要望するよう求めました。
区長は「必要な設置場所を確認し、警察署に要望していきたい」と答弁しました。
写真上:九段下交差点のエスコートゾーン(横断歩道中央)
写真下:大田伸一区議