いたばし元気帳 2016年6月号(No.32) TOPIC
区の「公共施設等の整備に関するマスタープラン」が昨年発表され、利用者から施設存続や有料化やめての声が区議会に寄せられています。区の計画は、488の公共施設の今後50年間の更新経費縮小のため、「総量2割削減」を前提に施設の削減・縮小・廃止・統合を行うものです。施設の複合化にあわせた開発もそのねらいです。
これでいいのか⁉
山中児童遊園内集会所・前野町3丁目集会所の存続を求める陳情
ー自民・公明・民進の反対で不採択
集会所は区民にとって最も身近で大切な施設です。
4月12日、区民環境委員会が開かれ、山中児童遊園内集会所・前野町3丁目集会所の存続を求める陳情が自民・公明・民進の主張で不採択となりました。区は「代わりの施設がある」と廃止理由を上げますが、住民が求めているのは、今ある場所での集会所の存続で、何百メートル先の施設ではありません。
区の計画は、集会所全体の3割23ヶ所の廃止ですが、今すぐ廃止される訳ではありません。17か所が今後3年をかけて順次廃止される予定です。その他は5年10 年先の話です。
しかも跡地をどうするのかさえ決まっていません。今の段階で議会が集会所の存廃について決定すべきではありません。
住民の運動が大きくなれば、区も議会も無視できません。吉田豊明区議は、「集会所の廃止は、まだ手も付いてない段階。存続を求める住民の運動の盛り上がりが今何よりも求められている。これからの運動こそが重要」と語っています。
写真上:吉田豊明区議
写真下:前野町三丁目集会所