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いたばし元気帳 2017年3月号(No.37) TOPIC

ホームドア設置に板橋区はもっと積極的役割を

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 視覚障害者の相次ぐホーム転落事故が報道されています。視覚障害者にとって、ホーム柵は安全歩行を保障する命の柵です。健常者にとってもホームの安全にとって欠かせません。国土交通省によれば、ホームからの転落事故は2014年度3673件発生しており、人身事故は449件。視覚障害者の転落は80件です。
 国は全国に約9500ある駅のうち、2020年までに800駅にホーム柵を設置する目標を掲げています。しかし、利用者10万人以上の駅を優先していること、鉄道事業者の設置費用負担分があることなどで、ホームが狭くて危険な駅も改善がなかなか進みません。板橋区内の東武東上線にホーム柵の設置も同様です。

すべての駅に設置を

 大田伸一区議は、この問題を11月24日の一般質問で取り上げて、「これを解決するには、国が整備費用を100%負担し、すべての駅ホームに設置する目標をたてさせることが必要です。また、ホーム柵ができるまで、駅員の効果的配置と増員ができるように補助制度をつくるべきです。」と質問しました。板橋区は、区内の東武鉄道駅に一日も早くホーム柵が実現できるよう、いっそうの役割を果たすべきです。

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写真上:大田伸一区議
写真下:区内地下鉄駅のホームドア