いたばし元気帳 2017年4月号(No.38) TOPIC
板橋区の2017年度予算
大型開発推進の一方、福祉や教育は不十分
2017年度予算は、3281億42百万円です。(内訳)一般会計は2069億円、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療の特別会計は1212億42百万円です。
福祉関連では、「子どもの貧困」対策として、「ひとり親実態調査」が予算化されました。1000世帯を対象にして行われます。私立保育園は5か所新設し、459人の定員増です。しかし、待機児解消には程遠い状況です。また、区立「児童相談所」を開設するための準備が始まります。
暮らし・営業関連では、前年度予算と比べて、産業融資利子への補助経費を削減、耐震助成は5億9千万円削減しました。
教育関連では、小・中学校のアスベスト調査を実施しますが、改修工事は前年度より20億円少ない予算です。
公共事業・開発関連では、4つの再開発計画(大山駅周辺、上板橋駅南口、JR板橋駅前、高島平全域)の2017年度予算は、約2億9800万円。新中央図書館を平和公園(常盤台4丁目)の敷地内に建設するための計画費用が計上されています。
行財政運営では、『「基金」及び「起債」活用方針』にもとづいて、今後10年間に500億円を目標とする「基金」積み立てが始まります。
写真:2月8日 団合同宣伝(西台駅前)