いたばし元気帳 2017年6月号(No.40) TOPIC
板橋区もプレイパーク設置を!
陳情が全会派一致採択
「板橋区内の公園などにプレイパークの設置を求める」陳情が、4月13日に開催された都市建設委員会で審議され、全会派一致で採択されました。
同陳情は「既存の遊具ではなく、自然の中にある木や水や火や土などを用いて、自分の責任で自由に遊べる環境をつくる」ために、プレイパークの設置を求めるものです。
委員会の審議では、子どもたちが自然に触れ、自由に遊べる環境を作ることに異議は出ません。しかし、事業を担うプレイリーダーなどの人材育成、焚き火の煙やのこぎりの音などへの近隣住民の理解、事故への対応等々の課題をどう解決するのかという議論が続けられてきました。
本年度、区が公園づくりの新たな方針を策定するタイミングであることや、区が2月に行ったアンケートで、「焚き火や泥遊びなどができるプレイパークが実施されたら遊びに行きますか」の設問に「行きたい」と回答した人が40・6%(web回答56・3%)となっていることなども報告され、前にすすめる必要があるとの認識が一致しました。
日本共産党区議団は、1月に世田谷区のプレイパーク事業を視察し、課題解決の提案なども行い、採択を求めてきました。
「現在、区内には子どもたちが伸び伸びと遊べる環境が少ないです。また禁止事項も多いです。今回の陳情採択を、板橋区で魅力ある公園・遊び場を増やすきっかけにしたいです」と都市建設委員の荒川なお区議は語りました。
写真:世田谷区のプレイパーク事業を視察する区議団