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いたばし元気帳 2017年7月号(No.41) TOPIC

介護報酬が月200万円から73万円に⁉
重度身体障害者グループホーム

写真 新河岸三丁目の「重度身体障害者グループホームさやえんどう」は、重度身体障害者が地域で自立した生活を送るため、日常生活における場の提供と援助等を行うものです。現在、6名が入居しています。
 さやえんどうは、これまで区の補助金をうけて、法外の施設として運営されてきました。今年4月から総合支援法の共同生活援助と重度訪問介護の事業として、つまり法内施設としての運営に変わりました。そのため、介護報酬額が月々約200万円から73万円へと大幅に下がり、施設の存続すら危ぶまれています。

緊急対策を求める

 いわい桐子区議は、6月6日の一般質問で緊急対策を求めました。区長は、「さやえんどうは、障害者の地域生活を実現するための重要な場所と認識している。早急に運営の実情を調査し、調整を図っていく」と答弁しました。
 また、さやえんどうが法内による運営への変更で、介護報酬が大幅に下がることは、障害者福祉制度と介護保険制度の統合が背景にあります。政府が、新たに提案した介護保険法等の改正案では、障害福祉も介護福祉も兼務させる基準緩和など一部統合する内容が示されています。いわい桐子区議の「統合には課題がある」との質問に、区長は、「必要に応じて、国や都へ働きかける」と答弁しました。

写真:いわい桐子区議