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2020/2.24

2月5日、山田ひでき・荒川なお両区議は、長野県上田市へ、台風19号の対応、避難所運営、簡易テントについて視察しました。

 上田市は、年間を通じて雨量が少なく、これまで豪雨災害とは、ほぼ無縁な地域であった。そのため、台風19号の時も市民の避難勧告などに対する反応が鈍く10月12日、18:40分に避難指示が出されたが、ピークは23:00にずれ込み、避難者数は多い時で、約2500人となりました。また、避難所まで車で移動した人も多く、駐車場が満杯となり、他の避難所への誘導せざるを得ない状況となりました。
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 各避難所に市職員が最低2人配置されていましたが、千曲川周辺の地域から高台にある避難所へ一気人が押し寄せ、多い所では500人を超える避難者を収容となり、人手が足りなくなる事態が起きました。
 また、板橋区同様に「防災行政無線が聞こえない」との声が多く寄せられました。上田市ホームページにもアクセスが集中し閲覧が困難となり市民への情報伝達に苦労したとのことでした。
 上田市のワンタッチパーテーション(災害用テント)がインターネット上でも話題になりました。パーテーションの高さは120㎝で、屋根も付いていないためプライバシー確保には適していませんでした。しかし、1分足らずでパーテーションを展開し、中に入ると敷かれたマットは保温効果も高く、寒冷な体育館の中で効果が期待できそうです。
 また、同市では、これとは別に、授乳や着替えの時に使用できるように屋根付きタイプのプラベートルームを31張導入。台風19号の被害で避難所生活が長期化した所で使用されました。使用者から「落ち着いた感じで、使いやすかった」という声が寄せられたそうです。