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2020/2.24

医療的ケアが必要な障害児のための施策について、大阪府豊中市、兵庫県尼崎市の取り組みを視察しました。

 2月5日は、豊中市立児童発達支援センターを視察。参加者は、共産党4名、自民党6名、市民クラブ2名、無所属の会2名の14名。センターの所長さんや市のこども未来部こども相談課の方から説明を受け、施設を見学させていただきました(写真)。   写真

 豊中市では平成25年4月に「豊中市子ども健やか育み条例」を制定し、「こどもすこやか育みプラン・とよなか」という子育ち・子育て支援行動計画を推進。「ともに学び、ともに育つ」理念のもと、早い時期から、インクルーシブ教育や保育を推進しています。
 センターは、1階が児童発達支援事業「くるみ」。親子で通所し、集団生活の土台作りをしています。2階はこども療育相談「つぼみ」。医療職や社会福祉職などの専門職が様々な相談に応じています。2,3階の障害者福祉センターとの連携で、切れ目のない支援につなげていることが印象的でした。4階には診療所「しいのみ」。子どもの発達に関わる専門医の診療やリハビリができるようになっていました。専門スタッフは、センター内だけではなく、学校や保育園の巡回指導に同行したりもするとのことでした。市の職員が専門家集団としてセンターに配置されていることは、市民にとっての大きな安心だということを実感しました。



 2月6日は、尼崎市立たじかの園(医療型児童発達支援センター)を視察。参加者は共産党4名、市民クラブ2名、無所属の会2名の8名。園長先生や市の健康福祉局障害福祉課の方から説明を受け、施設を見学させていただきました(写真)。  写真 
 「たじかの園」は、市の教育・障害者福祉センターの1階にあります。満1才から就学前までの障害を持つお子さんと保護者が通所し療育を行っています。0才から高校卒業までのお子さんの診察、理学療法など様々な診療を行っています。保育所や家庭を訪問して相談・指導も行っています。当日も人工呼吸器をつけたお子さんがみんなと一緒に「すべり台を初体験」していました。こちらは社会福祉事業団が運営。
 板橋区でも医療的ケアを必要とする子どもたちの学校や保育園への受け入れの検討が始まっています。具体的な検討がすすめられるよう、視察の成果を生かしていきたいと思います。