2023年度補正予算に対する緊急要望および2024年度当初予算に対する重点要望

板橋区長 坂本 健 様

2023年7月11日

日本共産党板橋区議会議員団

同    板橋地区委員会

2023年度補正予算に対する緊急要望

および2024年度当初予算に対する重点要望

 この度、今年度補正予算及び新年度当初予算編成にあたり、緊急要望及び重点要望を取りまとめましたので、本日提出させていただきます。

 新型コロナ感染症の感染拡大はいまだ収束せず、医師会等の専門家は現在第9波に突入したとし、医療のひっ迫が生じていると警戒を呼び掛けています。一方で、2類相当から5類へ移行し、全件把握も行われておらず、感染状況などの情報が国民に届いていません。政府は十分な感染症対策を講じておらず、国民には自己責任、医療や保健所等の現場には対応を押し付けており、責任ある姿勢を見せていません。感染拡大の波を繰り返さないことやその幅を少しでも抑えるためには、保健衛生や医療体制の再構築が欠かせません。また、そのことは新型コロナ感染症だけでなく他の感染症対策にも必要なものです。引き続き、コロナ対策を講じることと合わせ、インフルエンザや新たな感染症などへの対応を視野に、体制強化や生活・生業支援等の対策を求めるものです。

 暮らしの問題も深刻です。賃金や年金がわずかに増えてもそれ以上に物価が高騰し、生活を圧迫しています。低所得世帯への給付金支給や今年度限定の学校給食費無償化、いたばしPayやプレミアム商品券の発行等、区においても物価高騰対策が講じられますが、長引く不況や物価高騰の影響を踏まえれば全く足りていないのが現状です。国や都に対し抜本的な経済政策の転換を求めると同時に、区として区民生活を支える施策の実施を強く求めます。

本日の要望書は、この間、区内の団体や個人の方々から寄せられた切実な声をまとめたものです。一つ一つの要望を真摯に受け止め、ぜひ実現していただくよう要望いたします。

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