都立高校生が区議会議員に模擬請願を書く授業

 昨年の12月24日、都立高島高等学校で区議会議員に「模擬請願を書いてみよう」と言う授業が行われました。
 これは学生団体ivoteNPO法人Youth Createが取り組んでいる「主権者教育」の出前授業で、昨年日本列島を襲った台風15号19号の被害を受けて、「災害対策」をテーマに課題として感じたこと等を出し合い、それを区議会への請願という形にまとめてみようと言うものでした。
 区議会の災害対策調査特別委員会の委員の皆さんに呼びかけられ、日本共産党からはいわい桐子区議、荒川なお区議、山田ひでき区議の3名が参加しました。
 2年生の8クラス全員が対象で、グループ討論を行い、クラス内で選ばれた提案を参加した区議会議員に提案し、議員が回答を述べるというものです。高校生からは避難所のあり方や情報の届け方についての提案や、水陸両用バスを用意すると言ったユニークなものもありました。区議会議員はグループ討論に参加したり、最終的なプレゼンテーションに対して感想を述べたりしました。
 18歳選挙権が2016年に施行されて5年目となります。短時間ではありましたが、高校生が意見を出し合い最終的に「請願」を形にしたことは、少しでも政治に関心を持ってもらうためにも大事な取り組みです。同時に、高校生の思いを最大限引き出そうと大学生が援助に向き合っていた姿が印象的でした。

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