「東京都板橋区立学校施設開放条例」を一部改正する条例に反対しました

 板橋区教育委員会は、今年度から中学校5校で学校体育館に冷暖房を設置します。設置に先立ち区議会第2回定例会には「東京都板橋区立学校施設開放条例を一部改正する条例」が提出されました。同条例は、学校施設開放時に体育館及び柔剣道場の使用料を体育館は1時間につき460円、柔剣道場は1時間につき220円、暖房設備については1340円を現在の使用料に上乗せするものです。
 教育委員会は「冷暖房設備設置はモデル実施で、効果について、夏季・冬季を含め検証する」としてきました。検証が、おこなわれないまま料金設定をすることは、利用者の立場に立っていないと言わざるを得ません。
 また学校開放の目的は、スポーツ・文化活動及び地域活動による学校教育への支援を推進するというものです。学校を場所貸しに提供するためのものではなく、地域で活動している力を充実させるという目的を持った事業です。受益者負担という考え方で使用料を徴収することはふさわしくありません。4年前に、それまで免除されていた障害者や高齢者団体、PTA団体に新たな負担が生じており、さらに付帯設備の使用料においても負担が増えることは問題です。
 日本共産党は、同条例に反対をしましたが、自民・公明・民主クラブ・市民クラブ・無所属の会の多数により可決されました。

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