旧統一協会問題の徹底解明と公表に関する公開質問状

自由民主党板橋総支部 御中

2022年10月1日

日本共産党板橋地区委員会

日本共産党板橋区議会議員団

旧統一協会問題の徹底解明と公表に関する公開質問状

 安倍晋三元首相が銃撃され、死亡した事件を発端に、反社会的カルト集団として様々な被害を広げてきた旧統一協会と自民党を中心とする政界の深い関係をめぐり、国民に不信感が募っています。

そこで以下質問いたします。10月15日までに回答を日本共産党板橋地区委員会(坂下1-20-7)までお答えください。

1. 旧統一協会は、1997年頃から正式名称を「世界平和統一家庭連合」に変更することを文化庁宗務課に求めてきましたが、「団体の実体が変わっていないのに名前だけ変えることはできない」と長年認められなかった改称は2015年、安倍晋三政権下で認証されました。当時、下村博文氏は文部科学大臣でした。下村氏は「直接指示したわけではない」と関与を否定していますが、文化庁は必要な情報を開示しようとせず、疑惑は深まっています。

当時の大臣として、下村博文氏自身が、旧統一協会の改称を認めた理由とその背景や経過を明らかにし、国民や選挙区である板橋区民に説明すべきです。考えをお示しください。

2. 昨年の衆議院選挙前に、旧統一協会が主導したとされる自民党河野ゆうき元都議会議員が取り仕切る「国政報告会」に下村博文衆議院議員が参加し、統一協会関係者から「推薦状」を受け取ったことがネット上で報道されました。下村博文氏は、推薦を受けたことを認めたものの、このことを自民党の調査に報告していませんでした。

   政党として、徹底した調査と自らの説明責任が問われる中、下村博文氏が調査への報告を行わなかった理由と、下村博文氏の統一協会とのこれまでのかかわりについて、すべて明らかにし、国民や区民へ説明責任を果たすべきです。見解をお答えください。

3. また、下村博文氏が参加した「国政報告会」には、現職の区議会議員である中村とらあき氏としのだつよし氏が参加している写真がネット上で、指摘されています。二人の現職議員と報告会を取り仕切った元都議会議員河野ゆうき氏の統一協会との関係について公表し、区民へ説明すべきです。見解をお示しください。

4. 自民党板橋総支部として、現職や引退した区議会議員・都議会議員も含めて、歴史的な統一協会とのかかわりについて、徹底調査を行い公表し、区民に説明責任を果たすことを求めます。考えをお示しください。  

以上

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