熱中症対策強化を求める申し入れ

板橋区長 坂本健 様

板橋区教育長 中川修一 様

2024年5月22日


日本共産党板橋区議会議員団

日本共産党板橋地区委員会

熱中症対策強化を求める申し入れ

 

 今年の夏は、「観測史上1位の暑さ」になる可能性が示されています。すでに統計開始以降、この120年間あまりで最も暑い4月となり、平年より2.76℃も高く、真夏日も多く観測されています。2023年の6~8月の平均気温は、平年より1.76℃も高く、観測史上1位の暑さでしたが、2024年度はそれを上回る暑さになることが指摘されており、熱中症への懸念も心配されています。

気象庁と環境省は今年4月から「熱中症警戒アラート」の運用を全国で開始しました。今年はさらに「熱中症特別警戒アラート」も発表され、一層の熱中症予防が求められています。板橋区でも、昨年度、エアコンの使用や塩分・水分の補給といった熱中症への注意喚起や区内施設などの「一時休憩所」設置の対応を行ってきました。

 今年も電気料金を含めた物価の高騰が深刻な中、注意喚起など従来の対策だけでは防ぎきれず、経済的支援など熱中症から命を守るための実効性ある対策が急務です。

よって、以下の事項を行うよう強く求めます。

1、熱中症の心配のある期間、電気代への支援を行うこと。また生活保護世帯へ夏季加算を支給すること。

2、エアコンの故障時の購入・設置費用への助成を行うこと。

3、区施設に設置する「一時休憩所」などが分かるようノボリなどを作成し設置するこ  

と。また、スーパーなど民間施設が行っている「一時休憩所」にもノボリなどが設置できるよう支援を行うこと。

4、熱中症シェルターの設置や民生委員などによる熱中症予防のための見守りを積極的に行うこと。その際、クールタオルなど熱中症予防に活用できるグッズの配布も行うこと。

5、スクールガードや民生委員など日中外で公共の役割についている人に対し、クーラーベストなどを提供すること。

6、救急搬送に遅れが出ないよう、救急や医療現場などへの体制強化を東京都へ働きかけること。

以上

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