
板橋区長 坂本健 様
板橋区教育長 長沼豊 様
2025年6月9日
日本共産党板橋区議会議員団
日本共産党板橋地区委員会
熱中症対策強化を求める申し入れ
東京都によると、昨年夏の都内の熱中症による死亡者数(速報値)は341人に上り、東京都全体の人数が集計・公表されている2014年以降で最も多い人数となりました。屋内で亡くなられた方の大半は、設置が無い場合及び故障の場合も含めて、エアコンが使われていませんでした。夏の暑さが年々深刻になる中、エアコンの使用は命を守るために不可欠です。
今年も電気料金を含めた物価の高騰が深刻な中、注意喚起など従来の対策だけでは防ぎきれず、経済的支援など熱中症から命を守るための実効性ある対策が急務です。
よって、以下の事項を行うよう強く求めます。
記
1、熱中症の心配のある期間、電気代への支援を行うこと。また生活保護世帯へ夏季加算を支給する こと。
2、エアコンの故障時の購入・設置費用への助成の対象を広げること。
3、省エネエアコン購入の助成を行うこと。
4、スクールガードや民生委員、公園清掃などで公共の役割についている人に対し、クーラーベスト などを提供すること。
5、改正労働安全衛生規則の施行により、事業者にも熱中症対策が義務化された。事業者が適切な対 策が取れるよう、区としても助成すること。
6、救急搬送に遅れが出ないよう、救急や医療現場などへの体制強化を東京都へ働きかけること。
7、運動会、夏の行事等屋外で活動する際、日除けテントは欠かせません。各学校の配置状況を調査し、必要数を配置すること。
8、運動時、部活動時等の水分補給はマイボトルの持参では全く足りませんが冷水機が1台も設置さ れていない学校もあります。各学校の冷水機の配置状況を調査し、必要に応じて設置すること。
9、学校施設のエアコン設置状況を調査し、武道場や特別教室等エアコンが設置されていない場所へ必要に応じて設置すること。
以上