日本共産党板橋区議会議員団は、4月28日に新型コロナウイルスに関する質問を板橋区議会新型コロナウイルス対策室を通じて、板橋区および板橋区教育委員会に対しておこないました。
質問項目は以下の通りです。
○PCR検査センターの設置に関わって
- これまでの検査基準に変更はあるか。あれば変更点を教えてください。
- 検査へ回すものとして、『かかりつけ医の判断』とあるが、発熱初日でも検査可能か。また、どのような手順で判断するのか。マニュアルはあるのか。あればお示しください。
- 発熱の患者の受診を断っているとの話も聞いています。かかりつけ医や開業医による受診は保障されていますか。そのための手立ては取られていますか。
- 軽症者の宿泊施設の確保状況と搬送方法について教えてください。
○学校再開について
- 時期にもよりますが、再開しても当面は、通常の学校活動は困難ではないでしょうか。そうした場合の子どもたちの学校生活についてどのような検討を行っていますか。クラスや学年ごと、また、クラスを分けるなどの分散登校について検討していますか。
- クラスを半分に分けての分散登校では、規模によっては密を避けられない場合が想定されます。半分と単純化せず、スペースが十分確保できる人数分けにするなど基準を設けるべきと考えます。教育委員会として、基準やマニュアルを作成していますか。また、その内容を教えてください。
- 再開にあたっては、学習の遅れを短期間で取り戻すなどの措置はやめるべきと考えます。時間をかけて少しずつ取り戻せるようにしていただきたい。
- 一部自治体では夏休みを返上するとの報道もなされています。夏休みを返上した場合の負担を考慮し、慎重に判断すべきと考えます。現在の検討状況をお示しください。
- オンライン授業については検討していますか。学校が再開されても通常の授業が行なえないことが予想されます。また、座学については自宅での学習も可能です。学校では、学校でしか行えないことなどを中心に時間や内容を絞って行うなどの工夫が必要ではないでしょうか。オンライン授業の実施に課題となることや検討状況について教えてください。
- 学校給食の提供については検討していますか。完全な形での登校に至らなくても、給食の提供ができるようにしていただきたい。
○休校中の課題について
- 子どもたちの学習状況について把握した内容をお示しください。
- 文部科学省は子どもたちの状況について、二週間に一度は電話等で連絡し把握するよう示していますが、板橋区ではどのように把握していますか。概ね電話で保護者への確認となっているのではないでしょうか。子どもと直接話をすることも必要だと思います。把握の方法をお示しください。
- 休校によって学校給食が停止となり、納入事業者が困っているとの話を聞いています。中には、学校給食への納入が経営の多くを占めているという事業者もあるのではないでしょうか。 特に学校ごとに契約をしている生鮮食品等は近隣の小規模な事業者も多いと思います。そうした事業者への配慮はされているのでしょうか。また、キャンセルできない食材などはどのように処理しているのでしょうか。フードロスとならないようにすべきです。現在の対応をお示しください。
○区の体制について
- 保健所の体制について教えてください。新型コロナに関わる業務に従事する全ての職員について、残業時間・休暇取得状況を始め、心身の健康状況について把握していますか。過重労働とならないよう、充分な体制の補充をすべきです。
- 福祉事務所について、執務室の三密を防ぐことが難しいと考えますが、どのような対応となっているでしょうか。近隣の公共スペースを代用するなどし、対応すべきと考えます。
- 給付金の申請及び支給事務に関わって、新たな課の設置が示されました。対応する窓口はどこになりますか。また、現金での支給に対応するため、区民事務所等の出先機関の体制強化は行いますか。本庁舎への来所をできるだけ少なくするための対応が必要と考えます。
- 区立保育園での児童の登園状況を教えてください。『登園しないでください通知』を出す前と後のおおよその割合をお願いします。合わせて、保育士の勤務状況もお願いします。『何割程度』減っているかで結構です。
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